高速道路に乗ってから、途中一度も料金所を通過せずに、一度も高速道路を降りることなく、通常の状態で日本国内の最南端から最北端まで高速道路を乗り続けて最大金額はいくらになるかを検証しました。但し、NEXCO3社の高速道路のみで、別料金となるJB本四高速、首都高速、阪神高速は利用しないという条件です。変に遠回りもせずに最短距離を走行します。
なお、調査にはNEXCO中日本の料金・ルート検索ができる「ドライブコンパス」を使用しました。
当然、最長距離は「九州南部から青森」だという事は解るのですが、
- 九州南部のICはどこか?
- 青森のICはどこか?
という事が調査対象になります。
1.九州南部のICはどこ?
九州南部(この日は雪で通行止めの区間があります) |
当然、最南端は「鹿児島県」かと思いきや、違いました。
E10東九州自動車道は、佐伯IC~延岡南IC間が無料区間になります。なので、九州南部の起点(終点)は、①延岡南ICとなります。延岡南ICは「宮崎県」にあります。宮崎県から鹿児島県に南下して、熊本県側のE3九州自動車道を北上します。
他の候補ICは、
②E3A南九州自動車道・一来IC(鹿児島県)
③E78東九州自動車道・末吉在部IC(鹿児島県)
ですが、一来ICからだと、鹿児島西IC~鹿児島IC間が国道3号線なので、一旦料金所から出てしまいます。なので、鹿児島ICが起点になりますが、加治木JCTの一つ北にあるICである、えびのICまでの距離を測定すると、
①164.7㎞
③末吉財部IC~えびのICまでは76.6㎞(※笠之原IC~末吉財部ICまでは無料区間)
となり、九州南部の起点(終点)は「延岡南IC」となります。
2.青森のICはどこ?
青森県(この日は雪が降っていました) |
候補地は4カ所。
④E4A青森自動車道・青森IC
⑤E4A青森自動車道・青森東IC
⑥E4A百石道路・下田百石IC(この先の三沢十和田下田ICまでは別料金)
⑦E4A八戸自動車道・八戸IC
分岐点となる安代JCTの一つ南のICである「松尾八幡平IC」からの距離を計算すると、
④137.8㎞
⑤151.3㎞
⑥104.3㎞
⑦89.7㎞
となり、⑤E4A青森自動車道・青森東ICが終点(起点)となります。
尚、E7秋田自動車道・蟹沢IC~小坂JCT間と、E45 八戸久慈自動車道・洋野種市IC~八戸JCT間は無料区間ですので、対象外になります。
3.南端~北端までの経路は?
一度も高速道路を降りないという条件です。変に遠回りなしで。ただしNEXCO3社の高速道路のみ利用する。ですので、大きく2路線あります。
⑧北陸自動車道を経由
⑨東名高速道路を経由
要するに新潟県経由か首都圏経由かの2ルートです。但し「走行距離が最短ルートの2倍以内」であれば最短ルートの料金しか課金されません。なのでこの場合、⑧⑨どちらで行っても2倍まで行かないので同一料金になります。
但し、⑧北陸自動車道経由よりも(延岡南IC~青森東IC間2164.2㎞)、⑨東名高速道路経由(同2179.6㎞)の方が、若干距離が長くなります。ですので、最短距離である、⑧北陸自動車道(新潟県)経由のほうで料金を計算します。
延岡南IC~青森東IC間1 |
延岡南IC~青森東IC間2 |
よって、最高金額は、29,420円!!
この金額が、NEXCO3社のみ利用の高速道路料金の最大金額だと思われます(2021年2月18日時点)。但し、この金額は重複無しで一度通行した道路は2度と通過せずに、普通に走行した場合の金額なので、意味もなく高速道路料金だけを上げたいなら、琵琶湖周辺の名神高速・北陸道・舞鶴若狭道・中国道をグルグル回っていて、最後にNEXCOに電話連絡すれば、いくらでも金額は高くなります。
※この最高金額は、普通車でETCを利用して、しかも夜間割引有りの場合です。距離的に、どうしても夜間割引30%の時間帯(0時~4時)にかかります。参考までに夜間割引がなければ42,170円であり、ETCを利用しない現金決済ならばこの金額になります。
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