2020年3月30日月曜日

新型コロナウイルス終息後の高速道路無料化措置について

 sapa_highway (高くて速くて道の路) です。
復活して2回目の投稿になります。


コロナウイルス
今、世の中、このニュース以外、何もない状態です。
世界中に悪影響を与えております。
当然高速道路にも影響があります。


 中日本高速道路㈱(NEXCO中日本)発表によりますと、3月1日~22日までの主要道路(東名や中央道)の通行量が前年同期比で10%減。バストラックは6%、乗用車は13%減だそうです。
また、休日は13%減、平日は7%減で観光利用の減少が大きかったそうです。
SA・PAの物販の売上高は27%減少、4分の1以下になったそうです。


このために、新型コロナウイルス感染拡大終息後に経済対策の一環として高速道路無料化を検討しているそうです。コロナウイルスで影響を受けている地方の観光業を支援し、高速道路各社に対して財政措置も検討しているという事です。高速道路各社は政府要請を受け入れる意向です。

 2月の訪日客が6割減、中国からは9割減となり、観光業界が大打撃を受けています。


 10年ぐらい前に、「ETC1000円」という政策が実施されました(2009年3月~2011年6月まで)。
東日本大震災のために、急遽中止されましたが、その「ETC1000円」の2年間の間でに起きたことといえば、
  1. 高速道路上の各地で大渋滞
  2. 初心者やにわかドライバーのマナー違反
  3. 各種トラブル(料金制度をよく理解せずに高速道路に乗って各地でトラブルを起こす)
  4. 他の交通各社(航空会社やJR・私鉄や旅客船会社)の売り上げ減少
  5. 旅客船会社のあいつぐ倒産
と、パッと思い出せるのでこれだけあります。


 「高速道路無料化措置」を実施することにより、個人的に心配な事が何点かあります。

大渋滞の発生が多数起きる。速いから高速道路であり、渋滞を歓迎する人はまずいない。現段階ですでに草津JCT周辺では渋滞が多発しており、さらに渋滞箇所が増えたら、移動に時間がとられすぎる。
渋滞は事故のもと。事故が多発し、その回復作業にも時間がとられる。

SA・PAが混雑する。サービスエリア・パーキングエリアの売上回復と言えば聞こえがよいが、人手不足による従業員不足により、SA・PAで働く人たちの負担増が見込まれる。企業側も、現場任せかつ人件費削減をうたい、従業員を増やさないところが出てくるでしょう。

③マナー。いままで高速道路が有料という事で、それなりに良質(お行儀の良い。マナーを守れる、品行方正という意味)な利用者が多かったのですが、無料だと、悪質でマナーも守れない、それ以上にマナーを知らない利用者が多数やってくるでしょう。一番考えるのが、珍走団や走りやと呼ばれる連中。無条件で現場確保しても良いと思える連中がやってくるでしょう。

④まさかとは思いますが、高速道路無料化措置という事で、SA・PAの買い物も無料、飲食も無料、お土産も無料、ガソリンも無料、と考える人が出てくるかもしれません。(軽自動車に軽油を入れるレベルの人間がいる以上、あながち考えすぎではないと思います。実際、ETC1000円の時代に、SA・PAでアルバイトで働いている女子高生にETC1000円の料金体系を真剣に訪ねている利用者がたくさんいました。女子高生店員が「知らない」というと「高速道路で働いていてどうして料金体系を知らないんだ」と切れる利用者がいて、本部に電話する利用者が多数いました。「ここはどこなんだ。高速道路だろ。だったら知っているだろ。どうして知らないんだ。」という意味不明な理論を何度も聞きました。)

⑤ETC1000円の時代に聞かれたことですが、他の交通各社から「どうして高速道路会社ばかり優遇するのか」とよく言われていました。
今回もまた言われるでしょうし、コロナウイルスで大幅売上減になっている、航空・鉄道・船会社にとってはさらなる追い打ちになってしまうでしょう。
もし高速道路無料化をするのなら、高速道路だけでなく、旅客運送業全てに無料化措置を適用するのが良いような気がします。飛行機無料。電車無料。フェリー無料。
国の財源は無いので、無料化措置自体、反対ですが、もしするなら他も無料にしないと、後々日本の交通に影響が出るでしょう。


個人的には、無料化措置よりも以下の対策が良いと思います。

物流業者の高速道路通行料金無料。即ち運送業のトラックとバスの料金を無料にする。
日本の物流業者の高速道路料金を無料にすることにより、物資の円滑な移動を可能にする。また、高速道路が24時間通行無料になると、運送業、トラックが深夜24時前にSA・PAで大量に待っていて、日付変わると同時に料金所を出ていくという事がなくなります。中には料金所手前の道路で待っている危ないトラックもあります。それがなくなるという事です。深夜のSA・PAの駐車場の大混雑。その混雑による騒音問題。かなり減少すると思われます。

普通車の高速道路利用料金を、ETC料金24時間上限3000円にする
24時間というのは、最初にETCで料金所をくぐってから24時間は高速道路乗り降りし放題で、ETC料金の上限を3000円にするという案。
例えば、
17時30分00秒に乗ると、翌日の17時30分00秒までなら何度高速道路を乗り降りしても、料金は3000円にする、という案です。

ちなみに、現在、ETC3000円区間だとどこまで行けるかというと、

(平日)東名高速道路・東京IC~沼津IC ⇒ ETC3130円(103.3㎞)
(土日)東名高速道路・東京IC~静岡IC ⇒ ETC3320円(161.8㎞)
※土日は3割引き

となります。昔のETC1000円は安すぎる様に思えます。
あと、「期間は2年限定、期間延長なし」、と定めます。ETC1000円の時もそうですが、1年目は結構利用者が多いのですが、2年目になると前年比で減少するので、あまり続けても効果がなくなるからです。「料金が安いのが普通」という感覚に陥るので、あまり続けても効果がないからです。


個人的にパッと思ったことを考えましたが、自分はあくまでも利用者側なので、また楽しく高速道路を走り、SA・PAで気軽にくつろげたらと思います。




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