NEXCO中日本のスローガンが古いだぎゃー、何ばしっとおどー、という御指摘でした。(風の琴音さん、ありがとうございます)
NEXCO3社のホームページを見ながら書いていたのですが、中日本だけ別ページに書いてあったみたいです。要するに、見落としたという事ですね、ハイ、、、
今回はNEXCO3社のブランドスローガンの変遷を今回は取り上げたいと思います。
(NEXCO東日本)
NEXCO東日本のブランドスローガンである、
あなたに、ベスト・ウェイ。
「CSR Report 2007」で既に使用されていることから、NEXCO東日本発足時からある、ブランドスローガンだと思われます。
ずっと変わらず使用されている良いスローガンだと思います。
※CSR・・・Corporate Social Responsibilityの略。企業の社会的責任の意味。
(NEXCO西日本)
2007年のNEXCO西日本グループの中期経営計画のスローガン。
いいことやろう西日本、社会に尽くそう西日本。高速道路で西日本。
「環境レポート2007」に記載されたスローガンですが、これがNEXCO発足時のスローガンだと思われます。
その後、2011年の中期経営計画2015(2011-2015)の制定を機に制定されたのが、現在も使用されているスローガンである、
みち、ひと・・・未来へ。
となります。
長いスローガンを短くしたのは、良かったと思います。
なお、「環境レポート2007」は「CSRレポート2008」を経て、「コミュニケーションレポート2009」以降、名称を「コミュニケーションレポート(西暦年)」と変わり現在へと続いています。
(NEXCO中日本)
一番最初のCSR報告書である「環境報告書2007」には、スローガンは何も記載されていません(なお、「環境報告書」は、2008~2014年は「CSR報告書」、2015年以降は「NEXCO中日本レポート」と名前が変わります)。
「CSR報告書2011」に初めて、
みちの明日へ
という言葉が出てきます。
出てくる場所は、NEXCO中日本の5年ごとの経営計画である「チャレンジV」の下に出てきています。
2006(平成18)年5月29日発行の営業報告書(第1回定時株主総会参考書類)に
『チャレ ンジV―みちの明日へ―(長期・中期・年度経営計画)』を策定しました。
と書かれていますので、創業時から「みちの明日へ」という言葉は存在していたようです。ただCSR報告書には出さなかったようです。
どちらかというと、このころには、
百年道路
という言葉を多用しています。「みちの明日へ」はスローガンという扱いではなかったのかもしれません。どちらかというと、「百年道路」がスローガンだったように見えます。
その後、「CSR報告書2011」に、初めて、「コーポレート・スローガン」として、
道を通じて感動を 人へ、世界へ
が出てきます。NEXCO中日本のスローガンとして正式に宣言しました。「NEXCO中日本レポート2015」まで使用されています。
「NEXCO中日本レポート2016」から、新しく、
もっと安全に、もっとスムーズに
という言葉が使用されています。
扱いが、「コーポレート・スローガン」ではなくて、「コーポレート・ステートメント」としてという風に変わっています。スローガンとステートメントの言葉の意味は、
スローガン・・会社の経営理念、ビジョン、目標
ステートメント・・発言、声明、宣言
になります。
経営計画が2008-12年、2013-17年と計画され実施されていましたが、2011年の東日本大震災や2012年12月の中央自動車道の笹子トンネル天井板落下事故のために、再度計画を練り直したため、経営計画が2016-20年となっております。
再度同じ様なことを繰り返さないために、スローガンからステートメントへ、企業としての目標(スローガン)ではなくて、必ず実施します(ステートメント)というふうに、言葉の意味を変えたのだと思います。
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